海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
海で使う腕時計について
これまでこのブログでは海遊びやウォータースポーツに関する道具についてあれやこれやと書いてきました。そう、ぼくは道具マニアではないですけど、道具にこだわりがないわけでもないんです。
そんなぼくがずっと書こうか書くまいか迷ってきた道具がありまして、それを今日は書いてみようと思います。
それは腕時計です。ウォッチですよ。watch。なぜか突然英語…意味はありません。
なぜ腕時計について書くのを迷っていたかというと、腕時計マニアだと思われたくないからです。世間に腕時計好きな人はたくさんいらっしゃいまして、ダイビングもしないのに高価なダイバーズウォッチをいくつも持っていたり、まったくインドアな人なのにG-SHOCKを集めていたりする人もいます。
こういう人の世界観では、時計は道具ではなく観賞品になってしまっているんではないかと思えて、オレはそれが気に入らないんですね。
300m防水で窒素ガス対策もされている高級腕時計が、一度も海水につけられず、鑑賞箱に入れられてだんだん古くなっていくのを見ると、腕時計が悲しんでいるのではないか、あるいはその腕時計を開発し作った人は悲しんでいるんではないかと、勝手に思ってしまうんです。
集めている人は、お金があって好きなんだから、別に自由だということなんでしょうけど、物はそれが備えた機能を使い尽くすのが、本来のあり方ではないかと思うんです。武士も腕がないのにいい刀を持っている人は軽蔑されていたようですが、これは藤沢周平の読み過ぎでしょうか。
もっとあからさまにいうと実力もないくせに高機能で高価なものを持っている男が、ぼくは人として男として嫌いだからです。ぼくはそういう男になりたくない。
ぼくが今までしてきた海関係の時計は、ダイビングコンピュータの腕時計型のものとセイコーの自動巻のゴムベルトのダイバーズウォッチ(すごく定番なタイプです)とOMEGAのseamasterの自動巻の3種類です。
なので海関係の腕時計についての経験は多くありません。
だけど知らないかというとそうでもなくて、ウォータースポーツの雑誌で腕時計の特集があれば読みますし、メーカーや新製品もざっくり把握していると思います。
欲しいなと思うことはありますが、でも、3つしか買いませんでした。というか欲しいなと思うことは結構ありますが、そのたびに我慢しました。
替えた理由は、1つめはすぐに壊れてしまったから、2つめは何度目かのオーバーホールに出したところ、ついにもう耐水性能がないといわれた、最後のOMEGAは相方が結婚記念日にプレゼントしてくれたから、以上。
そして欲しい時計を我慢したのは、時計というのは1つ持っていれば十分で、ぼくの場合、2つも3つも持っていても、するのはたいてい気に入った1つの時計ばかりということが多かったからです。それに面倒くさがりのぼくがTPOに合わせて時計を替えるということは、実際はあまりないのがわかっているからです。
ぼくは仕事でも海でも同じ時計をします。
電池交換が面倒くさいので、自動巻です。
スキューバダイビングをするので、防水でダイビング仕様のものを選びます。えっーと、知っている方が多いと思いますが、防水仕様だからといってダイビングに耐えるわけではありません。仮にそれが50m防水であって、自分が20mしか潜らないとしても、ダイビング向けに作られたものとそうでないものは違います。時計内部の空気(主に窒素)ですが、それが収縮したり膨張したりすることに耐える性能があるものがダイバーズウォッチです。
それからシーカヤックやセイリングで、知らず知らずにいろいろなところにぶつけるので強いヤツを選びます。
針のヤツを選びます。針のヤツっていい方はないですかね。アナログですね。
秒針が動くヤツを選びます。そしてすべての針に夜光塗料が塗ってあるのを選びます。
日付表示があるのを選びます。
バンドは長さ調節のできるものを選びます。素肌に巻くときと、ウェットスーツの上から巻くときがあるからです。
時計を選ぶときの基準はだいたいそんな感じです。
そんな使い方をするので、オーバーホールに出します。5年に1回くらい。自動巻ですからオーバーホールに出さないと誤差が大きくなります。
それでもガラス面やステンレスは傷だらけです。別に気にしてません。というか、高そうなスーツにTUMIのバッグを提げ、ピカピカの高価なダイバーズウォッチをしている青白い顔のひょろっとしたサラリーマンは、ダイバーズウォッチが似合ってないと思いますよ。なぜ、そのファッションでダイバーズウォッチ?という感じがします。
仕事でも海でも毎日同じ腕時計をしていると、なんというのか、簡単にいうと愛着が湧いてきます。ミネラルウォーターが手に入らないような海外でも一緒だったし、流れが速くて死にそうな海でも一緒だったし、仕事でヤバイときも一緒でした。子供が生まれたときも親族の葬式のときも一緒でした。
そういう状況を踏まえると愛着という言葉は少し軽い感じがします。
海遊びでも仕事でもすごくハードな状況のとき、ぼくは目先のことに意識を集中するように心掛けています。パニックにならないように、冷静さを失わず判断できるように、足下でやらなければいけない最重要な事柄に集中して粛々と行動することにしています。
そのどんな状況下でも粛々行動しているときに、腕時計はぼくの左手にあり、やはり淡々と正確に動き続けていました。そのタフさと着実さがぼくの中では自分の行動とシンクロしているような気がします。
ぼくにとっては腕時計というのは、そのような物です。
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