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宮田珠己さんの会社に対する考え方が好き




 宮田珠己さんという作家の方がいて、ぼくはこの人の本が好きです。
 わりとゆるくてノンビリしている雰囲気が好きです。海外紀行文を中心に読んでいましたが、先日『なみのひとなみのいとなみ』という本を読みました。これはいわゆるエッセイ集です。
 この本を読んで、なんとなく好きだった理由がわかりました。
 会社とか人生に対する宮田さんの考え方にとても共感しているからなんだと…

 多くの人が学校を出て会社勤めをするわけです。で、この会社勤めというのは、自分が好きな仕事ができることは可能性としてはすごく低いわけです。で、まあみんな暮らしていくために仕方なく働くわけですが、宮田さんは、好きでもない仕事なのに一生懸命バリバリ働く人がいる、そしてそういう人はたぶん少数派ではない、というようなことを、まあだいたいいっているわけです。そしてそれに違和感を覚えると…宮田さんは同期や周囲の人が好きでもない仕事に打ち込んでいく様子を、ひいて見ていて、そうはできない自分も冷静に見ています。
 そこが共感できます。
 もうちょっと詳しくいうと、宮田さんは、好きな仕事にバリバリ打ち込む人、好きでもない仕事をテキトーにやる人、そして先述の人の3タイプに分けています。
 宮田さん的には、好きでもない仕事をバリバリやる人がワケがわからんといっています。

 ぼくは海辺に住んで、ウォータースポーツを長いことやってきました。その中で見かける人は、海なり、あるウォータースポーツがすごく好きで、それに関わる仕事をしている人が多かったんです。そういう人をぼくは羨ましく思っていました。
 一方でぼくは会社勤めをしているわけですが、宮田さんのように、いまいち仕事にのめり込むことができずにいました。その狭間でずーっと生きてきたんです。
 思い切って海関係の仕事に転職しようと考えたこともありましたが、今思えば、そうしなくて良かったかもとも思います。
 というのも根が怠け者なので、好きな仕事についてもバリバリ頑張らないんじゃないか?オレは…とかなり強く思うからなのであります。仕事の合間に趣味として海に接していた方が、海が好きでいられるような気がしなくもありません。
 一方で一度の人生なんだから好きなことを思う存分やったらいいんじゃないかとも思います。
 これは全部仮定の話なので本当はどうなるのかわかりませんが…

 綺麗な憧れの女性を口説いて、なんとかうまくいって付き合ったり、結婚したりしたけど、いざ日常生活を共にするようになると、以前の憧れは忘れてしまっているという話しを聞いたりしますが、それに似ていなくもありません。

 でもまあ、こうやって選択肢についてあれこれ悩めるだけでも幸せなのかもしれませんね。



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