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スキューバーダイビングを趣味として、若い頃からこれまでのこと




 いやーこの間まで大学生で、会社でも若手で、飲み会のセッティングしたり、飲み会後の送りのために上司やお客様のタクシーの配車とかしていたんですが、あっという間にオジサンになってしまい、自分がされる側になってきました。
 たぶんオジサンが自分のことをオジサンと自覚していないのは、この間の忙しさと時間の経つのの速さのせいだと思います。
 まず仕事が忙しくて時間の経つのが速いですね。それから結婚して、子供ができるとさらに時間の経つのが速くなります。
 ぼくの会社でワリとというかかなりみんなに嫌われている管理職がいるんですが、この人は趣味もなく、独り者で、親しい仲間もいなくて、部下のプライベートをネットやSNSを検索して、その行動をこまめにチェックして上司にチクっているという、もうなんというか、ぼくが会った人のなかで最も不可解な性格の人なんですが、この人などは暇だからこういうことをするんではないかなーと思います。
 そんなに暇なら趣味を持ったり、ボランティア活動をしたりすればいいと思うんですが、そういう外向きの性格なら、そもそもこういう人生にはならなかったでしょう。
 自分の子供がこんな風に育ったら、ぼくは子育て失敗宣言をして、頭丸めて高野山で修行してご先祖様に懺悔しなければならないでしょう。
 さてさて話が横道に逸れました。元に戻しましょうね。
 ぼくはスキューバーダイビングを大学生の頃から続けているんですが、ダイビングってだいたい5人以内のチームで潜るんですよね。で、しかも相方としてのバディがいるという状態です。本当はバディ同士で潜ればいいんですが、今の日本(海外のリゾートも)では、ガイドがいて道案内をしてくれて、その後をみんながゾロゾロついていくダイビングスタイルが普通になっているので、数人のチームになるわけです。
 このチームは、その日ダイビングサービスに集まった人をサービス側のガイドが適当に振り分けるんです。たとえば2人できている女子なんかが離ればなれのチームになることはありませんし、なんとなく若い子は若い子同士でチームになることが多いわけです。
 まあ、それはガイド側の心理からすれば、お客様にできる限り盛り上がってもらいたいわけで、当然そうするでしょう。ぼくもたまにお手伝いでガイドをしますが、やっぱりそうします。
 1990年代にスキューバーダイビングが若い人の間で流行ったのは、やっぱりそういう出会いの場としての機能があったからという面はあると思います。
 ぼくも若い頃は、若いグループに混ぜてもらえたんですが、今や絶対にオジサングループに振り分けられます。
 そういう時にも、自分の年齢を感じてしまいます。別にオジサン同士は気楽でいいんですが、若いグループが「キャッキャッ」っていいながら、独特の楽しい盛り上がりをしていると、オレも混ぜて欲しいなあと思います。
 これはぼくの人格に関わることなので、きちんと書いておきたいんですが、この混ぜて欲しいというのは、自分が若い子にもてたいという邪な思いやタテシマな思いがあるわけでなくて、若い雰囲気の中に混じって、自分も若い頃のノリを取り戻したいという気持ちなのです。
 そこはキチンと表明しておかなければなりますまい。
 ぼくがスキューバーダイビングを始めたとき、オープンウォーター講習のインストラクターは、かわいいちょっと年上の女性でした。陽に焼けて健康そうで明るくて痩せていて長い髪がサラサラでって、長くなるのでやめましょう。まあ早い話、ぼくのタイプ(ぼくは運動神経のいい、活発な女性がタイプみたいです。最近自覚しましたけど…)だったわけです。ぼくはその後、ダイビングにはまり、PADIの講習をダイブマスターまで取ることになるんですが、その理由の一部には、この女性インストラクターの影響があるノではないか、とアメリカの有力シンクタンクは分析しているらしいです。
 ダイビングがうまくなって、女性インストラクターに褒められたり、他のゲストのケアを頼まれたり、アイコンタクトができるようになったりするのが、疑似恋愛的に嬉しかったのを憶えています。
 社会人になって、休みがあると、あちこちの海で潜っていたんですが、やっぱり若い頃は、旅先で出会って、たまたま一緒に潜ることになった女の子と仲良くなったり、それがきっかけで付き合ったりするようになりました。
 そればぼくが特別スケベだとか女好きというわけでは、たぶん…なくて、まあ、そういうことってあります。なんてったって20代というのは、そういう年頃ですから…
 そういう甘酸っぱい思い出が、スキューバーダイビングと海とセットになって、ぼくの中にはあるわけです。
 オジサンとなった今は、そういう甘酸っぱい経験はできなくなりましたが、それでつまらないかというと、そうでもないんです。
 オジサンというのは、それだけで何やってもあまり突っ込まれないというか、諦めてもらえるところがあります。それからダイブサービスのオーナーと同年代かこっちの方が年上だったりするので、なんとなく年齢的に下には置かれないところがあります。ぼくもダイブマスターとしてダイビング業界を20年も見ているので、商売的なことも理解できますから、そういう面でも話が合います。
 ダイビング後に宿でたいてい飲み会(アフターダイブといったりします)をやりますが、そういうところでもオジサンだから、あまり格好つけずに気楽に酔っ払えるというメリットもあります。
 若い頃は年頃の女の子が飲み会の席にいると、やっぱりちょっと格好つけてしまうようなところがあって、素の自分を隠して酔っていた気がしますが、今は、女性がいようとお構いなしで、マイペースで酔っ払えるのがすごく楽しいです。格好つけないってこんなにラクで楽しいんだなって、オジサンになってわかりました。
 そんなこんなで、ぼくは若い頃からオジサンになるまで、海と絡んで、特にスキューバーダイビングを中心に生きてきたわけですが、今思えばそれはすごくいい選択だったなあと感じます。スキューバーダイビングを趣味として選択して、ぼくの人生はかなり充実したものになったと思います。
 これからも身体を鍛えて、なるべく長くスキューバーダイビングを続けていきたいと思います。




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