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スキューバーダイビングでパニックになりそうなときの対処法



 スキューバーダイビングを何十年もやっています。
 そうするとダイビング先でいろいろな人とグループを組むんですが、中には初心者の人もいます。
 そしてダイビング中にパニックになる人もわりと見かけるのです。ぼくはPADIのDMでガイドをすることもあるので、パニックになる人のサポートを何度もしたことがあります。見ていると「この人はパニクりそうだな」というのが勘でわかるものです。
 ぼくもダイバーとしてパニックになりそうになったことは、もう数え切れないくらいあります。
 なので、今、自分がパニックになりそうだなというのもわかるようになりました。
 パニックになりそうなときの見分け方ですが、まず気持ちが焦っています。恐怖心があります。その恐怖心は自分が死ぬかも…という恐怖心です。そして呼吸が浅くなってます。身体に力が入っています。
 気持ちが焦っているのは、たいていその場の状況を自分が勝手に~脳内妄想的に~ヤバいととらえているものです。冷静になって後から考えてみればそこまでヤバくないのです。
 そんなこんなでパニックを防止するぼく的な方法としては、こんな感じ…
・死ぬことを恐れない
 どうせ人はいつか死ぬんだし、それが今だとしても至極当然のこと。当然のことが当然のように起きようとしていると考えるんです。ぼくの好きなフレーズで、ずっと昔、日テレで「俺たちは天使だ」というドラマの決めの台詞「運が悪けりゃ死ぬだけさ」というのがありますが、それをココロで繰り返しています。
・楽天的な気持ちを持つようにする
 なんとかなるさ、自分は死なない、これもいい経験、この状況を切り抜けたらオレってタフですごい、などなど、これでもかと楽天的になるように気持ちを誘導します。
・意図的に呼吸を深くする
 日頃自主練的に瞑想をしてますので、呼吸を深く大きくすることは身体が覚えています。呼吸が整うと気持ちが落ち着きます。
・丹田に力を落とす
 焦ってくると、全体に身体の上の方に重心が移るような気がしているんですが、それを下の方に移します。イメージとしては丹田の下の方に力を込めるようにすると、落ち着いて、身体がどっしりするような感じがします。
・次善の策を考える
 気持ちが落ち着いてきたら、最悪の場合にどう対処するかストーリーを頭の中で描きます。そうすると「まあなんとかなりそうだな」と思えて、現実的な行動に集中できるようになります。
 今こうやって振り返ってみると、ぼくは経験と共に、パニックにならない術を身につけてきたんだなあと実感します。ただ、ウォータースポーツについてのぼくの経験を振り返ると、やり始めた頃は怖い状況が判断できないので、恐怖心というのはあまり湧いてこなかった気がします。少し経験を積んでからの方が怖いと感じるようになりました。パニックへの対処法はその時期以降の学びですね。









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