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自由な海への憧れ…自分自身がやること





  野田知佑さんの本でユーコンをカヤックで下るという話がありました。ぼくはなんともあの話が好きで、何度も読み返してしまいます。
 グリズリーとかが出てくるので、川岸で野営しているときもライフルが手放せないとか、鮭を獲って丸焼きにして食ったとか、意外に蚊が多いんだとか、そういう話しが何とも魅力的でした。
 かの地では、自然の中に入っていくのも日本ほどうるさいルールがないようです。自然環境やごみについてのルールはもちろんあるようですけど…日本のルールは海では遊泳区間だけで泳げとか、遊歩道を外れるなとかその手のルールで、ルールが目的としていることが違うんだと思います。
 カナダは自然に人が入っていくときの自然へのダメージに関するルール。日本は市民の安全のためといいながら行政の責任を逃れるためのルール。
 カナダでは基本的に自由。その代わり何かあっても自己責任。
 そういうのがキッパリしていていいですね。

 日本の場合、何かあると、人々は行政のせいにします。行政は責任を取らされたくないから、細かな規制をやたらつくります。これで役人の仕事が増えて、その役人の給料は国民の負担になります。それから規制によって、国民が何かをやろうとしたときの負担が増えます。
 もうひとつのパターンとしては、行政が自分達の権限拡大を狙うために要らんルールを作るとうのがありますけど…

 たとえば日本の海ではキャンプやバーベキューをやっちゃいけないとか、夜10時以降は花火をやっちゃいけないとか、いろいろなルールがあります。それって国防上必要だとか自然環境保護のために必要だとか、そういうんじゃないですよね。すごくレベルと民度の低いルールな気がします。
 ぼくは海遊びを何十年もやってきて、だんだんそういうモロモロが見えてきてうんざりした時期がありましたが、そういうものと向き合いながら、いうべきことはいおうという考えになってきました。

 もちろん多くの規制の中には本当に必要なものもあると思いますが、おそらく要らないものや過剰なもあると思います。

 結局、行政を肥大化させてしまっているのは、われわれ一人一人、そしてそれに乗っかるマスコミという面がなきにしもあらずです。(もちろん役人どもが自分達の権益を広げようとして、勝手にいろいろな規制を作るという面もあります。新しい法律を作ることが役人の評価になったりする面もあるようです)

 可能なことは自分達でやる、行政には頼らないというのが、小さな政府、自由な社会を実現するうえでの前提だと思います。







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