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海藻の採れる場所




 冬から春にかけては海藻採りの季節です。
「海藻なんて」と思うかもしれませんが、海藻のおいしさは以前書きました。

採りたてのワカメの刺身というかしゃぶしゃぶは最高です

胴付き長靴っていいですよ


 で、今回は海藻というのはどこに生えているのか、どこで採ればいいのかということを書いてみたいと思います。

 都会暮らしのアーバンでトレンディでおナウな友人に海藻採りのことを話したら、友人が「海藻ってその辺の海で採れるんだー。食べていいの?どこに生えてるの?」というではないですか。
 なるほど、と思いましたね。
 ぼくやぼくの周りの海辺の人に、海藻採りのことを話すとたいてい「何が採れた?おいしかった?」という会話になるんですが、海辺に縁のない人は、そうではないんですね。
 そりゃそうだ。
 
 大雑把にいうと海藻は磯に生えています。
 砂地に絶対ないかというとそうでもないんですが、まあ砂地の岩に取り付くように生えているので、要は岩場に生えているんでしょう。

 で、湘南だろうが伊豆だろうが、全国どこでもというといいすぎかもしれませんが、岩場ならたいてい海藻が生えています。で、海藻が生えているところにはアワビやサザエもいることが多いです。これは余談ですね。
 海藻は太陽の光で育つので、光が届く浅いところが割と成長が速いですし、採りやすいってもんです。
 ワカメやコンブやヒジキは海中の岩場から伸びてまして、それをブチブチとちぎるように収穫します。
 波葉なんかの海苔っぽいものは、干潮と満潮で海水に浸かったり、浸からなかったりする岩の上にこびりつくように生えているので、それをこそげ取るように収穫します。
 テングサは浜辺に打ち上げられているのをぼくは採りますが、海中に生えているのを採る人もいます。

 いずれにしろポイントはその成長度合いでして、あまり大きくなった海藻は硬くなりすぎていて別に食べられないわけではないですが、いっぱい生えている海藻の何も硬いところを食べなくてもいいわけで、普通は柔らかいのを採ります。
 特にワカメやヒジキは大きくなりすぎると硬くて大きくて、ちょっとなあという感じです。
 よく波の強い日の翌日に砂浜にワカメが打ち上げられていますが、そういうのはよほどいいところを選ばないと結構硬かったりします。

 それをどのように調理するかは、海藻の種類や採れた時期によりますので、また、おいおい書いてみたいなと思います。












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