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サザンとユーミンへの複雑な思い




 いわずとしれたニューミュージック界の大御所、サザンオールスターズとユーミン。
 ぼくらオジサン世代は当たり前ですが知っています。

 サザンの勝手にシンドバッドをテレビの音楽番組で見たのは確か小学生の高学年でした。
 サザンとユーミンは大きなヒットを数多く出しているので、多くの歌が記憶にあります。
 まあ大袈裟にいうとぼくらの世代はサザンとユーミンを聴きながら育った世代ともいえます。
 なら、ぼくはサザンとユーミンのファンかというとそうでもないんです。

 ぼくが小学生の高学年から中学生、高校生という頃は、音楽が好きな子は洋楽を聴くものでした。いかに知られていない欧米のアーティストを知っているかというのが音楽好きの証みたいなところがありました。
 とても単純なんですが舶来物がカッコイイとされていたんです。
 確かに音楽の質を考えても、日本の音楽の質が上がってきていたとはいえ、アメリカのヒット曲の作り込みにはかないませんでした。
 日本にもクオリティの高い音楽がありましたが、アイドルの歌謡曲がテレビなどでやたら露出しているご時世でしたから霞んでしまっていました。日本の音楽はヘタなアイドルが歌う学芸会並の音楽というのが、ぼくのイメージでした。

 じゃあサザンやユーミンの影響を受けていないのかというとそんなことはありません。
 バブルの少し前、80年代の後半というのは、スキーが流行りましたが、スキー場へ行くとユーミンの曲がかかっていました。サザンもそれっぽい曲を出していました。
 ぼくの友人でユーミンの歌がきっかけでサーフィンを始めた人がいます。
 よく知られたことですがサザンの桑田さんは茅ヶ崎出身で、茅ヶ崎の知名度アップと湘南を全国的に有名にした功績は確かにあると思います。
 茅ヶ崎あたりの移住者は多かれ少なかれサザンを聴いていると思われます。
 また、その頃季節のイベントにちなんだ曲をリリースするのが流行っていまして、クリスマス、バレンタイン、卒業、入学といった節目にいかにも万人受けしそうな耳あたりのいい曲が売り出されました。サザンやユーミンも当然出していました。
 ぼくらの世代はまるでスギ花粉のように、あるいはスモッグのように、はたまた放射線のように、その時々の流行とサザンとユーミンの曲に曝露していたわけです。
 多かれ少なかれサザンとユーミンを体内に摂取し、その量が閾値に達するとアレルギー症状を呈するといわれています。

 好きか嫌いかはわからないけど、なんとなく身体に染みこんでいる音楽。
 これは洗脳なのではないか?と思えなくもありません。アミューズがその気になれば、多くの国民をコントロールできるのではないかというのは近未来SFのテーマになりそうです。








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