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ウインドブレーカーは安いものを使い倒していくのがいいと思います





 ウインドブレーカーというか正確にいうと水を弾く撥水効果のある上着は、海遊びで1着はあった方がいいウェアです。
 メーカーによってレインウェアとか防水シェルとか撥水シェルなどと呼び名は違います。

 ぼくは海遊びを20年以上続けてきて、ウインドブレーカーは何着も使ってきました。それだけ必要性が高いウェアです。たとえば船の上で少し寒くなってきたときに羽織るのもいいですし、波しぶきがかかるときに水をブロックして、中の服が濡れないようにするのにも役立ちます。急な雨が降ってきたときも便利です。

 もちろん普段着にも使えます。ぼくは自宅では(スーツのようなちゃんとした格好をしなくてもいい時は)外出時に雨が降っていても傘はさしません。たいていウインドブレーカーを羽織って外出します。そんな便利なウェアですから、1着くらいあって損はありません。

 このブログでも何度かウインドブレーカーについて書きました。


ウインドブレーカー使ってますか?


レイヤリングしてますか?


 その経験を踏まえての結論は、ウインドブレーカーは高いものを長く使うよりも、安いものを買い替えた方がいい、というものです。といっても値段感覚はわかりにくいと思うので、高いものは2万円以上のもの、安いものは1万円前後のものということにしたいと思います。
 で、何が違うかというと、2万円以上だとたいていゴアテックスの生地を使っていて、1万円前後のものは、自社開発とかゴアテックス以外の撥水生地を使っています。
 確かにゴアテックスだと、撥水効果は高いですし、何回か洗った後の撥水効果の維持の度合いも高いので、それはそれで価値があるのですが、使っていくうちに撥水効果は落ちていきます。撥水効果が落ちたゴアテックスとゴアテックス以外の撥水生地の新品だと、明らかに後者の方が撥水効果が高いのです。
 とはいえぼくも一時期はゴアテックスの生地を使った製品を愛用していましたので、この結論に行き着くには時間がかかりました。

 それから海遊びで使うので、荒っぽく使うこともあるでしょうし、セイリングなどでは何かに引っかけたりすることもあるでしょう。岩などで擦ることもあります。
 そうすると穴が開いたり、生地の表面が傷んだりします。荒っぽく使うと裏地が剥がれてくることもあります。
 つまり海遊びではウインドブレーカーは消耗品だということです。
 汚れや傷みを気にせず、どんどん使って、使い倒して、新しいものに替えていく、というのがいいと思うのです。

 で、ぼくが使った中で、値段が安く撥水度が高かった、つまりコストパフォーマンスが高かったのは、モンベルです。
 次は微妙ですが、MUSTOのBR1が、値段は安くはないんですが、撥水度が高く、長持ちすると思います。
 次はHELLY HANSENのHELLY TECH(ヘリーテック)を使った製品です。
 そこら辺までがゴアテックスを使っていない製品で良かったものです。つまり1万円前後というか1万円台のものです。

 それ以上だと2万円以上になってきますが、ゴアテックスの生地を使っているものは基本は変わりません。あとは縫製とかポケットの位置とか、ストームフラップがなんたらとか、レインガターがついてますとか、今ならもう1枚ウインドブレーカーが付いてきますとか、いろいろ違いはありますが、まあそれは好みだと思います。
 2万円以上でゴアテックスの生地を使っていない製品もありますが、それはぼくは使ったことがないのでわかりません。もしかしたらすごくいいかもしれませんが、とりあえずぼくの周囲でそういう評価は聞こえてこないので、敢えてチェックする必要はないかなと思っています。

 特に海遊び、特に特にセイリングやシーカヤックで使うのなら、MUSTOは一度使ってみるといいと思います。
 MUSTOはイギリスのブランドでして、縫製や生地の選び方などは、イギリス製の紳士服ぽい完成度です。Gillもイギリスのセイリングウェアのブランドで、こちらも品質はいいのですが、その分値段も高いです。値段と品質のバランスでいうとMUSTOの方がいいと思います。海での使いやすさもバッチリです。
 HELLY HANSENはノルウェーのセイリングウェアブランドで、日本でもポピュラーですね。一時期までは品質はよかったんですが、GOLDWINがライセンス生産するようになってから、ファッション寄りになって、セイリングウェアとしての機能が値段に比べて低くなっているように思えます。ぼくの周囲でも海遊びで使うウェアをHELLY HANSENから別なブランド、たとえばMUSTOやGillやCREW SAVERにスイッチする人が多いような気がします。HELLY HANSENを買うならマリンスポーツ用のラインを並行輸入品で買うか、海外の信用できる通販サイトで買った方がいいと思います。
 円安の時期は高くなるのは仕方がないですが、また円高になったら海外ブランドのマリングッズは通販サイトで、友達と一緒にまとめて買うと、関税やシッピングチャージを含めても、国内で買うよりも安くなります。

 しかし、いつも思うんですが、海外のいい製品というのは、並行輸入→日本輸入代理店による独占輸入→ライセンス取得を経て国内メーカーによるアジアでの生産、という経緯をたどるものが多くて、その段階ごとに消費者にはメリットが少なくなるというのはどういうことなんでしょう?

 話がそれてしまいましたが、海遊びにはウインドブレーカーはおすすめ、そしてどうせ買うなら梅雨を迎えるこのぐらいの時期がいいんではないのか?というのが、本日の総務部購買課からの提案です。以上です。










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