忍者ブログ

海あるいは自然は人を矯正してくれるか?










 ぼくが若い頃、なのでずいぶんむかーし昔、戸塚ヨットスクール事件というのがありました。

 知らないーそんなのーなにそれーっていう若い人のために大雑把に説明しますと、グレたり、ワルだったり、引きこもりな青少年で、もう親もどうしようもないっていう子達を受け入れて、合宿生活をさせ、ヨットを通して更正させるというようなことを、戸塚ヨットスクールというところがやっていました。で、ヨットのトレーニング中などに子供達が亡くなったんですね。

 それについては当時いろいろな議論がありました。

 まあそれは置いといて、今でもたまにウォータースポーツは若者を矯正させる力があるというような話を聞いたりします。
 ウーム。
 そうでしょうか?
 よくわかりません。ぼくなんかにわかるわけがない。

 ただ、ぼく自身の経験からいうと、ウォータースポーツに限らず、自然の中で何かするというのは、頭を使うし、命がかかっているし、人が最低限生きるために必要なことがわかるということはあったりするかもしれまへんな。そやろ、健ちゃん、あんさんもそう思うやろ。

 カナダの太平洋側を旅した際、大自然の中、自給自足で、何もかも自分達で作ってみたいな生活をしている人達を見ましたが、生きるとか、自由とか、知恵とか、自然との対し方ということの基本的な意味を初めて気づかされました。
 これは日本の町中で生まれ育った人には、たぶんわからない、想像もつかない感覚だと思います。町の生活は、インフラが整備され、欲しい物は店にあるし、自分の生活はそういう複雑なプロセスの土台の上に成り立っていて、生活するということの実感が得にくいんではないかいな、と思うとります。
 その点、自然の中で暮らすと、必要な物は自分で作るとか、食べるものは獲ってくるとか、育てるとか、すごくわかりやすいし、そういうことをやらないとすぐに生命の危機が実感できる面があると思います。
 そういう感覚を知るとか身につけるということは、もしかしたら引きこもりみたいな状態に効果があるかもしれません。
 わかりまへんけどな、そんなん知らんがな、実際、ホンマ。


拍手[0回]

PR

この記事にコメントする

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
絵文字
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
パスワード

最新記事

(08/10)
(08/09)
(08/03)
(08/02)
(07/27)
(07/26)
(07/20)
(07/19)
(07/13)
(07/12)
(07/06)
(07/05)
(06/29)
(06/28)
(06/22)
(06/21)
(06/15)
(06/14)
(06/08)
(06/07)
(06/01)
(05/31)
(05/25)
(05/24)
(05/18)

ブログ内検索

PR

カレンダー

07 2025/08 09
S M T W T F S
1
4 5 6 7 8
11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新コメント

PR

google

最新トラックバック

RSS

follow us in feedly

アクセス解析