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東京湾が近づくと寂しくなりますねえ



 旅に出たくなります。ムラムラと、唐突に…
 特に離島に行きたくなります。
 この衝動は、新しい病気か、生い立ちに問題があったのではないかと、母ちゃんに訊いてみたくなるほど強いもので、結構困ってしまいます。衝動買いというのはよく聞きますが、ぼくの場合は衝動旅ですね。
 仕事を休みが取れれば、沖縄なり海外の離島に行けばいいんですが、なかなかそんなに休みが取れません。
 そんなぼくが、大学時代からこれまで、離島へ旅立ちたい衝動が起きたときに行くのは伊豆七島です。特によく行くのは八丈島、三宅島、新島、大島ですね。
 八丈島は飛行機で行くことが多いですが、その他の島は船で行きます。
 なにせ金曜の夜、仕事が終わったら旅立って、日曜の夜に帰ってくればいいんです。
 そうすれば会社の誰に後ろ指を指されることなく、堂々と衝動旅ができます。
 八丈や三宅まで行くと、陽射しもギラギラと強く、植生もどことなく南国です。海の青さも外洋の色です。ぼくはスキューバーダイビングをしますから、このあたりの海に潜ればけっこう大物が見られるかもなあとワクワクしてしまいます。リゾートへ来たという嬉しさは堪りません。
 そんな週末離島旅をこれまで何度してきたことでしょう。
 若い頃お金がないときは八丈も船で行っていました。あの頃は飛行機のチケットが取りづらいということもありました。船のよさは飛行機に比べ減圧症の心配をせず潜れることです。理想的なダイブプロフィールでは、飛行機搭乗の24時間前までにダイビングを終えていないといけません。18時間とかいろいろな時間がいわれていますが…
 なので、船便を選択した場合、竹芝から乗船します。
 金曜日の夜、スーツを着替えて浜松町のコインロッカーに入れて、Tシャツ・短パン・ビーサンに着替えたときの解放感は、感動的でさえあります。そこから竹芝桟橋まで歩いて、途中で酒とつまみをしこたま買って、八丈行きの船に乗り込みます。船に乗った時から、日常のあれやこれやからは離れることができて、その解放感はやはり旅ならではでしょう。
 船から島影が見えてきたときというのも嬉しいものです。
 島ではほとんどスキューバーダイビングをして過ごします。
 潜って、宿に帰って、酒飲んで寝る。翌日は、船に乗って東京へ帰るわけですね。三宅島だと午前中に1本か2本潜れますけど…
 いつもいつもそうなんですが、八丈や三宅から帰ってくる船というのはどことなく寂しいのです。そして本州が見えてくると、だいたい伊豆半島か房総半島が見えてくるわけですが、そうなるとかなり寂しいのです。リゾートの世界から日常の世界戻って来ちゃった感じがします。ぼくなどは毎回このタイミングで号泣してしまいます。橘丸のデッキで号泣しているオジサンがいたらそれはたぶんぼくです。
 東京湾というのは海もちょっと灰色っぽくて、空も青くないんですよね。
 ああ東京湾…アア東京ベイ…って一曲できちゃいそうです。
 海外旅行の帰りに成田に着いたときも同じような寂しさがありますから、旅の終わりというのは寂しいものかもしれません…






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