海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
やっぱり海辺ではAORですよね?
ぼくが小・中学生くらいの頃にAORという音楽ジャンルが流行ったことがありました。
AORというのは、Adult Orgasum Ratingの略というのはもちろんウソで、Adult Oriented Rockの略といわれています。アメリカではAlbum Oriented Rockのことだったという説もあります。
そういう豆知識はともかく、細部までこだわって作られたロック、洗練されたロック、大人っぽいロックのジャンルを指したものです。
たとえば、代表的なAORといえば、ボビー・コールドウェルとかTOTO、アース・ウインド&ファイヤー、デビッド・フォスター、エア・サプライなどなどです。懐かしいですね。
ぼくの若かりし頃は、いかに洋楽のことを知っているかが、男のかっこよさの尺度のひとつという時代でして、ぼくも好んで洋楽を聴きました。毎日シャワーを浴びるように…
そんで、いろんなジャンルの中で、やはりAORが好きだなと思うようになったわけです。
フォークはちょっと暗いし、ハードロックみたいな強すぎるのはちょっとなあ、カントリーは野暮ったいし…やっぱAORってかっこいいよな、てな感じでした。
AORでも西海岸系のものは、海っぽい雰囲気を漂わせていました。当時から海好きだったぼくは、そういう雰囲気にも惹かれたんだと思います。
自由な雰囲気、乾いた空気、青空、海、そういったものを連想させる音楽だったんです。
FMラジオのエアチェックはもちろん、少ない小遣いを貯めて、レコードレンタルに行ったり、中古レコードショップでLPアルバムを買いました。(新品は高くて買えなかったんです)
アルバムを買った日は、もうなんともうれしくて、何度もアルバムを聴いたし、ジャケットやライナーノートを読み返したものです。
若かったせいか、今よりも音楽に対する感受性が高くて、音楽が肌を通して染みこんでくるような感じがしました。
といっても今でも音楽好きは変わっていなくて、休みの日は朝起きると、まずステレオのスイッチを入れて、お気に入りの音楽を聴きながら、朝食を食べます。
聴くジャンルは増えはしましたが、やっぱりAORを軸に、ブラジリアンとかボッサノバとかハワイアンとか、海っぽい音楽を聴いています。
AORの魅力は、音的に作り込まれている曲が比較的多いのと、聴けば聴くほど新たな発見があるところ、そして海辺で聴くのにすごくフィットするところです。
たとえばJeff Larsonなんて、CDのプレイボタンを押して、最初の一音がでたところで、部屋の中がカリフォルニアの空気になったような気がします。…なんてちょっと病気チックですが…そういう力があります。
ぼくの家からは海が見えますが、海を眺めながらAORを聴くというのは、なんとも幸せです。
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