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ぼくにとってウォータースポーツのスリルとは

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 ぼくは大学生の頃にサーフィンを始めて、スキューバーダイビング、セイリング、シーカヤックなどをやってきました。かれこれ20年くらい前のことになります。
 もちろん今も現役ですが、若い頃はスリルを味わいたいから、好んで危ないことをやっているようなところがありました。

 サーフィンではみんなが出ないような荒れた海に出てみたり、スキューバーダイビングでは流れが速いので有名な難しいポイントにわざわざ行ったりと、まあそんなことをしていたわけですね。

 中学の頃からの友人で、車のプラモ集めが好きな、3児の父で、公務員のT君には、今でも年に1度くらい会いますが、そのたびに「なぜそんなことをするのか?」と違う惑星から来た生物を見るような目で見られます。

 自分でも理由は整理できていないんですが、自分のギリギリの限界を見極めて見たいんだと思います。
 もしぼくが平和な日本でなく、紛争が絶えない生きるのが精一杯という国で、生まれ育っていたら、そんな危険なことをわざわざしないかもしれません。

 さて、いい歳したオジサンになったので、危ないことを全然しなくなったかということはなくて、相変わらず荒れた海にサーフィンで出ますし(けっこうツラいけど)、スキューバーダイビングでも荒れた海で潜るのがワクワク(やっぱヘンかな)したりします。

 シーカヤックで荒れた海を渡る時のスリルというのは、他のどれとも違います。
 サーフィンで2mオーバーの波に向かっていくのもスリルがありますが、それを超えています。

 自分の頭くらいのうねりの中をバランスをとりながら進んでいく。少しでも油断したら沈してしまいます。沈したらおそらくこの波だとリカバリーできないでしょう。
 自分の恐怖心に負けてパニクったら、それこそ本当に沈して死んでしまうかもしれません。恐怖心を抑えながら、冷静に平常心を保ちながら、うねりの方向と風と航路を計算しながら進んでいくのです。
 シーカヤックなんて自然の波の中では、木の葉のようなものだという当たり前のことが、身に浸みます。
 でも、その恐怖心を押さえ込みながら、荒れた海を漕ぎきるのは、なんとも充実しているんです。おそらく生きているうちで、一番興奮して、頭が働いている状態です。自分の中でギリギリに迫っている感じが堪りません。
 ぼくはたぶんその刺激の中毒なんだと思います。
 ヤバイですが…


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