海の贈りものを受けとる場所
「海辺で毎日をていねいに大切に暮らしたいな」と思い続けてきました。
海辺の暮らしの中で気づいたこと
海のすばらしさ・楽しさ
ウォータースポーツの楽しさ
などなどをご紹介できたらいいな。
海辺の暮らしの実際(気候編)
海辺に住んでいると、よく訊かれることがあります。それは海辺の気候は暮らしやすいかということです。
ぼくは相模湾に面した土地で何回か引っ越しをしました。それ以前は都心に住んでいました。その経験の結論は「暮らしやすい」です。その暮らしやすさについて具体的に書いてみたいと思います。
1.冬が冷え込まない
冬の特に朝ですが、ご存じのように内陸の方が冷え込みます。海というのは陸ほど気温の変化がなくて、冬でも水温は15℃くらいあります。海辺は、海という巨大な蓄熱エリアのそばにあるということで冷え込みがきつくありません。
これは寒がりのぼくとしてはとても助かっています。
ときどき「海辺って気候が温暖なんですか?」と訊かれることがあります。ぼくの住んでいるところは相模湾に面した海沿いなので、緯度としては東京とほとんど変わりません。
それでも冬に体の芯まで冷えることってあまりありません。底冷えするという感じがないのです。空気が少しやわらかい気がします。
東京で年に数回感じる耳が痛くなるような寒さというのは、ほとんどありません。
これは余談ですが、都心のビル風というのはなんともイヤなものですね。都心や市街地だとビルの建て込み具合で、すごく風の強いエリアがあります。そういう風の強いところは冬はすごく寒いし、洗濯物なんかはやたら飛ばされちゃうしで、暮らしにくいです。冬の雨の夜にビル風地帯を歩いていると心の芯から寒々しくなることがあるんですが、それはぼくだけでしょうか?
東京都心で暮らしている人が、熊谷とか八王子とかの内陸部へ行くとすごく寒く感じるという話を聞いたことがあります。内陸の底冷えする感じが、東京ではマイルドに、そして相模湾ではさらにマイルドになるということがいえるかもしれません。
相模湾あたりだと、1月まではそんなに寒くありません。海にも出られるくらいです。ぼくはシーカヤックやサーフィン、ダイビングをよくやります。2月、3月になると北風が強くて、さすがに寒いなという感じです。海の水温としては4月が一番冷たいと思います。
そんなわけで年が明けるまでは、近所のオジサン達って短パン・Tシャツで外を歩いていたりします。
相模湾では東京よりも冬でもやや暖かいということなんですが、ぼくがよくダイビングにいく東伊豆は、相模湾よりももう少し暖かい感じがします。緯度も少し南ですしね。
2.夏もそれほど暑くない
海辺というのは夏が暑いと思われるかもしれません。確かに暑いことは暑いのです。高原のようにさわやかではありません。ただ、すごく暑いのは真夏の日中だけで、夕方になって海からの風が吹くとそれほど暑くはないのです。朝など掛け布団なしで寝ていると肌寒いくらいです。
海からの風があるので、陽射しが当たっていなければ、それほど暑くないんです。
都心に住んでいた頃は、夕方から夜のムッとする暑さが苦手でした。あの不快な暑さはなんだろうと思います。
ぼくは頻繁に伊豆や千葉に行っていますが、ほぼ同じ事がいえます。伊豆の海辺は夏の朝晩は、相模湾より涼しいと感じます。といっても土地というのはちょっと地形が違うだけでずいぶん気候が違いますので、ひとまとめにはいえませんが、概ねそのような傾向を感じます。
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