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ジジババのウォーキングの一団について

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 ぼくの近所では休日になると独特の一団を、やたら見かけるようになります。

 その人達はリュックを背負いトレッキングシューズを履いていて、山登りよりも軽装ですが、でもちょっとそっち方面のスタイルなので、海辺の町では浮いています。

 年の頃は、おじさん、おばさんと呼ぶには抵抗があって、やっぱりおじいさん、おばあさんというくらいです。
 10人から20人で縦列に並んで歩いています。多い集団だと30人規模だったりします。先頭にはリーダーっぽいおじいさんが、わけ知り顔で準備運動の仕方とか「はいもっと右に寄ってー」などとコーチしています。
 そう、この人達はウォーキングというかハイキングというかトレッキングの人達なんです。
 だいたい春から秋にかけての気候のいい日に出現します。

 あのですね、海辺を歩くのって気持ちいいんです。それだけで気分が変わりますし、適度な運動になりますし、それはそれでいいんです。
 その気持ちよさ、ぼくはよくわかります。
 仲間と歩く楽しさ、よーくわかります。

 でも、海辺を歩きたきゃ独りとか、せいぜい仲のいい2、3人で歩けばいいじゃないですか?
 なんでそんなに群れる?
 エベレストの登山隊か?
 ベースキャンプとか作るのか?
 そのあたりがよくわかりません。

 その20人の中には、たぶんリーダーとか仲間に誘われて「ちょっと歩いてみようかしら」みたいな人がいると思うんですが、「オレはその主体性のなさが気に入らないね」と思うわけです。やりたいことは自分で決めろ、やりたきゃ自分独りでもやれ、と思うわけです。
「○○さんに誘われたからちょっとやってみる」というフラつき加減が気に入りません。

で、これだけ:大人数ですとどうしても歩道をふさぐわけです。ぼくら大人はまだいいとしても、ベビーカーを押している人とか、自転車に乗った小学生とか、やっぱり危ないんですよね。

 って、なんでぼくはそこまでムキになっているんでしょうか? 幼児期のトラウマでもあるんでしょうか?

 で、よく考えてみますと、いろいろな心理状況が、ワタクシのなかで渦巻いているようなのです。

 老人が元気なのはいいことですし、ぼくも自分の両親には長生きして欲しいですし、一般的にみんな長生きで幸せなのはいいことだと思います。

 でも、一方でココロの中の「黒いボク」が、「このひとたちの年金、俺たち現役世代が2、3人で支えているんだよな」とか「あんまり長生きしないでぽっくりいっちゃっってくんないかな」とか、「あんまりでかいツラして、公道を塞がないで欲しいよな。立場わきまえろよ」とか、つぶやいちゃっているんです。

 今日はぜんたいにダーティーなトーンの記事になってしまいました。
 これまで日本を支えてくださった年輩のみなさま、ご健康で長生きなさってください。いや本当に…

 


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