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自然の中に身を置くことの大切さ



 先日読んだ『最高の体調』という本に、ダーウィン医学とか進化医学について書かれている箇所がありました。進化医学って、やたら何万年も前に人間はこんな暮らしをしていて、それが急速に現代のような社会になったのだから、人間の身体や脳が適応していない、だからいろんな病気が起きるっていうことだと書いてあるんですが、それって根拠あんの?って疑問に思うことが、ぼくとしてはよくあります。
 ただぼくの場合、これまで生きてきた経験で、家の中に閉じこもっていると体調が悪くなるとか、人混みとか人口密度が高いところにいるとイライラするとか、自分のそういう傾向はわかっています。反対に、自然の中、特に海のそばにいると体調がよいというのは実感しています。
 こういった実感レベルの体験について、そのメカニズムを、人間というのが元々自然の中で暮らしている時代が何万年もあって、それに身体や脳が適応しているからだ、って理屈を付けられちゃうと、「あぁそうですか」としかいえません。理屈の形式としては、すべて遺伝子のせいだとか、すべて守護霊のせいだというのと、大差ないんじゃないでしょうか?
 ちなみに同じ『最高の体調』という本に引用されていたのですが、ダービー大学の研究で「自然とのふれ合いはどれだけ体にいいのか?」を調べたもので「自然とのふれ合いにより、確実に人体の副交感神経は活性化する」という結果だそうです。
 まあ、そういう理論は専門家にまかせておいて、こちらはそれを楽しむのに専念しましょう。
 ぼくが好きなのは、誰もいない海、できればそんなに広くない入江で、一人ボーッとすることです。
 気が向いたら素潜りし、疲れたらアウトドアチェアでまどろみ、バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れ、日がな一日過ごすと、自覚できるくらい癒やされます。もっといいのはそこでテントを張ってキャンプすることでして、そうすると次の日は別の自分になっているような気がするくらいです。なんというか自分が野生化したような感じというんでしょうか?
 ぼくのようなだらしない人間の場合、このままずっとここで寝泊まりして家に帰らず仕事にも行かなくなりそうなので、自制しています。
 休みがとれれば、沖縄の離島や母島などに1週間以上旅行するようにしています。
 1週間、ずーっと海のそばで過ごし、ゆったりした島時間の中で暮らし、島の食べ物を摂り、人口密度の低いところでノンビリしていると、心の垢が落ちていくような気がします。ぼくは普段海辺の田舎町で暮らしていますが、それでもどこか自覚していないところで都会的な暮らしにヤラれちゃっているんだなって思います。
 この「自覚していない」というのが曲者でして、都会で見かける病んでいる人とか、せっかちな人とか、高飛車な人というのは、元はいい人だったのかもしれませんが、本人が自覚しないうちに、都会のギスギスした環境の中で、そんな風になってしまったんじゃないかな?
 環境というのはあなどれないものかもしれません。
 本当は母島に住みたいけど、もしできなければ、半年に1週間くらいのペースでいくと、身も心も自然体でいられる気がします。








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