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身近な楽園へ

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楽園なんてこの世にあるわけがないとわかっていても、ついつい夢見てしまいます。どこで暮らそうと、幸せであるかどうかは自分の気持ち次第なんでしょうけど…
でも、人の気持ちというのは、周りの環境に影響される面もある、なんて取りとめのなく考えているとキリがありませんね。


友達のA君は、職場が東京で、住んでいるところが湘南です。
東京で会うのと湘南で会うのとは、A君の印象はかなり違います。
仕事のせいもあるのでしょうが、東京のA君は話すスピードが違います。それに忙しいみたいで、次に何をやるかをいつも考えているようです。顔つきも何だかサラリーマンっぽいです(本当にサラリーマンなんですが)。全体に張り詰めたような、肩に力が入り過ぎているようなそんな雰囲気が身体の周りに漂っているわけです。

A君は、湘南ではだいたいビーサンです。真冬以外は。そして短パンでタラタラと歩いています。
家に遊びに行くと、10分くらいかけて丁寧にいれたコーヒーを出してくれます。コーヒーをすすりながら、この間の波が良かっただの、最近腕力が落ちてパドリングがキツイだのという話をタラタラして、ちょっと海にでる?みたいな流れになります。
わりとリラックスしてるというか、普通というか、休暇中というか、もうちょっというとダラーとしてるわけですね。
 
 
ちょっと前の夏にA君と南の島へ行きました。南の島といってもリゾートではなくて、人口千人以下の日本の島です。
このときは朝から海にでて、昼も海、夕方も海、夜は酒飲んで寝る、という生活でした。数日いたんですが、2日目あたりから髭は伸び放題。ビーサン履くのも面倒で、裸足。パンツと短パン2枚履くのが面倒で、パンツ抜きで短パンを直に着てました。
小さな島のことなので、部屋に鍵はかけませんでした。そのへんに財布を置きっ放しにしても、全然大丈夫な状態です。

そんな生活を何日か続けていると、気持ちというのは変わってくるんでしょうか?
あんまり細かいことはいわなくなりますし、行動はダラダラというか、次に何かするまでの間隔が長くなる感じです。
屋外に長くいるせいか、気候の話をよくするようになります。日差しや風の変化に気づくのが早くなったようです。
「いつも心のどこかで絶えず働き続けている周囲に対する警戒感みたいなものが薄らいだ」ともいってました。

ぼくの場合もそうですが、たぶんA君も、置かれている環境で気持ちというのは変わってくるんだと思います。本当はどんな時でも変わらないで平静でいられるといいんでしょうけど。

ぼくが海のそばに住むのは、そのためです。
楽園なんてないとしても、海のそばに住むことで、心の持ち方が少しでも前向きで安らかになればいいと思います。


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