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自分のペースって




 時間があると海にでている今日この頃です。

 大きなカイシャとかで、すごくマジメに働いている人いますね。お疲れ様です。頑張ってください。
 といいつつぼくはそういうことしないんですね。
 別に悪いことをしようとかサボってやろうとかそういうことを思っているわけじゃないんですけど。
 ぼくは自分のペースでやりますから、よろしく!ということです。あるいはそこんとこよろしく!といってもいいし、よろしく哀愁!といってもいいわけです。
 自分のペースって難しいですね。会社とかだと、ちょっと頑張ると、「お、A君やるじゃないか」なんていわれて褒められたり、周りから認めてもらえます。そうするとやっぱり嬉しいですもんね。人間が不思議なのは、この頑張るA君って、それが普通になってしまうわけで、しばらくすると周囲はなんとも思っちゃいません。
 で、会社って年々成長しなければいけないことになっているらしく、そうするとA君はもっと頑張って欲しいといわれるわけです。
で、A君は周囲に褒められたいから、またちょっと頑張っちゃう。そうすると「やっぱりA君すごいね。さすがだね。」ってなって、次ももう少し高い目標、さらに次もという感じになっていくわけです。
 で、お読みの方はだいたい想像がつくと思うんですが、A君は疲れてしまってメンタルの病になって、しばらくお休みするというわけです。
 自分のペース…
 周りに褒められようとしない。格好つけない。周りの評価によって自分を変えない。 
 ぼくが組織で働いていて驚くのは、在職中すごく尊敬されていた人とかすごく影響力があった人が亡くなったときです。そのときは全社に衝撃が走るわけです。で、告別式に社内外から多くの人が参列します。で、で、それで2週間とか1ヶ月もすると何もなかったかのように組織は動いていて、その亡くなった人のことは、もしかしたらたまに思い出すかもしれませんが、みんな忘れているわけです。
 それが組織のいいところでもあり、怖いところでもあります。
 組織の側から見れば、組織の継続性の担保ですし、個人の側から見れば、組織のために個人が歯車~交換可能な部品~になるという風にいえるかもしれません。
 最初の話に戻ると大きなカイシャというのはたいてい長く続いていて伝統があったりするわけです。そうすると社員も「我が社の伝統を継承するため」なんつって頑張っちゃうんですが、そういうのってすごく崇高な精神のようですけど、個人を犠牲にしかねないので、あんまり近寄らない方がいい気がしています。
 海辺で暮らして、日々海を眺めていると、目の前の島は何万年前の噴火でできたんだとか、伊豆半島は200万年前くらいに本州にぶつかったんだよな、それまでは島だったのかなとか、このあたりの地形が隆起したのはいつなんだろうとか、そんなことを考えるわけで、せいぜい100年とか300年とかで伝統なんていって青筋立てているオッサンの顔を思い浮かべると笑っちゃいます。それ自体が人間の物差しで、しかもちっぽけ。中国が4000年の歴史といわれますが、自然とか地球の物差しで見れば、数万年単位ですもん。
 そんな時間の中で、多くの人が生まれては死に、生まれては死んで、今の自分が存在しているんですが、そんなちっぽけな自分だからこそ何も気にしないで精一杯やりたいように生きればいいんだなあ、なんて思います。周りに褒められようとか、周囲の人がああしてるから、自分だけ浮かないように同じようにしようとか、格好つけようとか、歴史に名を残そうとか、そんなこと気にすることはないんじゃないかなあ、なんて思います。あと100年もすれば誰も憶えちゃいません。




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