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海ではとにかく目立つ色



 ウォータースポーツ全般にいえるかもしれませんが、特にスキューバーダイビングではハッキリいえることがありまして、それはプロとかダイビング歴の長い人は黒っぽい器材を選ぶということです。
 なぜかはわかりませんが、ぼくも気がつくと器材全体が黒っぽい感じになっています。
 もともとウェットもBCも黒い製品が多いんですよね。
 で、ダイビングのうまい人が黒っぽい器材でカッコイイから自分もそうしようと思っている方がいらしたら、それはちょっとよく考えてからにした方がいいかもしれません。
 ダイビングを始めた頃教わったように、はたまた数々の経験でわかっているように、海では目立つ色を身につけた方が万が一のときは安全だといえます。レスキューイエローやレスキューオレンジといった色が視認性が高いことは、科学的にも検証されているようです(その根拠を確かめたことはありませんけど、たぶんなんちゃら研究所で検証しているんではないんでしょうか?)。
 インストラクターやガイドの方なら、うねりの高い日のボートダイブで波のまにまにダイバーが見え隠れして、ふとした瞬間、海面のダイバーを見失いそうになったことはあるんではないでしょうか?そんなときもっと目立つ色を身につけてくれたらわかりやすいのにと思った経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
 安全面だけではありません。プロのインストラクターやガイドの場合、自分の受け持ちのグループのみんなからよく見えたり、あの人が自分のガイドだとわかったほうがいいわけですよね。これはわりと起こりがちなことですが、透明度が悪くて、グループの最後尾のダイバーから、先頭のガイドが見えなかったり、大瀬崎やIOPのようにいろいろなグループが大勢いるところだと、他のガイドと間違えたりということがあります。それを防ぐためにも、目立つ、わかりやすい色の器材というのは重要です。
 というわけで、なるべく目立つ色の器材を選ぼうとするわけですが、先ほども書いたように、表面積が大きいウェットとかBCというのは黒っぽい製品が多いわけですね。特に男性ものは、黒っぽいです。以前ぼくの友人のインストラクターが全身オレンジ色のウェットをオーダーしたことがありましたが、それぐらい思い切らないとなかなか目立つ色にはならないものです。その人は目立つには目立つわけですが、行く先々で話しかけられたり、ウェットの話題を振られてました。
 で、あと表面積の大きい器材はフィンですが、フィンもダイビング歴の長い人だと、ミューを使っていることが多くて、ミューのイエローとかオレンジというのもありがちで、他のガイドも使っていたりします。目立つには目立つけど、他者との差別化ができにくい点が課題のようです。
 ぼくの経験からいって、ダイビングで海況が悪いときは、洒落にならないくらいなわけで、もうそれは死と隣り合わせといってもいい状況です。そんなときには、結構本気で目立つ色にすればよかった、全身オレンジのウェットでも、全身蛍光生地のウェットでも、小林幸子さんの電飾ハデハデウェットでも、もしそんなものがあれば、目立つものならなんでも選べばよかったと自分の行いを後悔することもあります。
 もしスキューバーダイビング歴が浅くて、なんとなく格好いいから、うまそうに見えるからということで、黒っぽい器材を選ぼうとしている方がいたとしたら、少しでもいいのでイエローかオレンジの器材を混ぜることをオススメします。





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